<ペット共生住宅>
猫にマイクロチップ埋め込みを義務付け
 


都市基盤整備公団は、東京都江東区潮見に建設中のペット共生住宅
「 潮見駅前プラザ一番街」(賃貸、145戸、来年3月入居開始)
で飼われる猫について、飼い主などのデータを記録したマイクロチップ
(電子標識器具)の埋め込みを義務化する。
民間の集合住宅も含めてこうした試みは初めてという。

 
ペット共生の公団住宅は全国で初めて。
同公団は、
「次の引っ越し先でペットを飼えない人が捨てていく恐れがある」
との声が周辺住民から寄せられたことなどから、
猫に限ってマイクロチップ埋め込みを入居の条件にした。
「捨て猫を防ぐだけではなく、
飼育者の責任を明確化することも狙いの一つ」と説明する。
犬に関しては、狂犬病予防法の登録で識別可能と判断した。

 
チップは長さ約11ミリ、直径約2ミリと小さく、
動物の首の裏の皮下に専用の注射器を使って獣医師が埋め込む。
超小型集積回路(IC)が入っているため、
専用の読み取り機で識別番号の判読ができる。
費用は数千円で飼い主が負担、データは公団が管理する。

 
日本獣医師会では「副作用の報告例もなく生命には影響ない」と、
チップ埋め込みを推進する。
現在、愛知、福岡、静岡の3県の獣医師会で実施例がある。

 
一部の動物愛好家らから「体に異物を入れるのは残酷」との声もあるが、
日本動物愛護協会は「公団の義務化をきっかけに、
チップの埋め込みが広がってくれれば」と歓迎している。 
【佐藤敬一】(毎日新聞) [10月11日15時30分更新]


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